コンデンサーパンク修理と外部引き出し(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

コンデンサーパンクの予感と意外(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)」で壊れたストロボを修理しました。

コンデンサーパンクの予感と意外(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

上の写真のコンデンサーを取り除き、配線を外部に取り出し用途に応じたコンデンサーを繋ぐ方式にしました。

コンデンサーパンク修理と外部引き出し(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

ヘッド部分に赤黒のターミナル(ステレオのスピーカー用)を付けて、そこに引き出しています。

目的にあったコンデンサーを繋いで遊べます。

※警告
コンデンサーには高電圧が掛かっており大変危険です。
また、不適切なコンデンサーを接続すると破裂の恐れや、電解液による事故も考えられます。
スポンサーサイト

コンデンサーパンクの予感と意外(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

ストロボ(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)を6Vバッテリィ駆動出来るようにしましたが、

予感


予感通り、壊れました。

100時間程4台で使用しましたが異常なく使用できていました。
久しぶりにその内の一台をバッテリィに繋ぐと、
「プチッ」という音がして、
バッテリィの電圧が少し低下したまま上がってきません。
暫くすると「酸っぱい」様な変な匂いがしたので、
ストロボのヘッド部を触ってみると熱い。
匂いはストロボからでした。

コンデンサーパンクの予感と意外(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

分解して確認すると、
330V 780μFのフラッシュ用電解コンデンサーが入っていました。
取り外して確認してみると、ショートしていました。
液もこぼれていないし、膨らみもあまりありません。たいしたコンデンサーです。
写真ではコンデンサーの表面が液漏れ風に写っててますが、これはビニールテープの跡です。
このストロボはビニールテープ、ガムテープ、両面テープなど多用されています。私の作るものと同じ、親しみを感じます。

意外


意外だったのは330Vだった事です。400V以上のものを使っていると思っていました。

そこで、コンデンサーを450V 10μFのものに暫定的に取り替えて電圧を測定すると。

期限間近のアルカリ単三新品で開放電圧1.5Vのもので測定すると、
402Vにもなっていました。
その時の電源電圧は5.54Vです。
通常使用していた場合でも400V前後の電圧が掛かっているはずなのによくパンクしないでクレームもなく動作していたんだと思うと、さすが、日立のコンデンサーと尊敬。

バッテリィ(鉛蓄電池)の場合は、6.83Vになるので、
その場合は計算上では495Vにもなっていたはずです。

それで、今までパンクしないなんてスゴイ。
鉛蓄電池の場合は、最低限の6Vの電源電圧でもコンデンサーは435Vが掛かっていたはずです。

ところで、このストロボに使用されているiGBTは15G101で、Vcesは400Vのはずなので
たとえ、コンデンサーを400V以上のものに変えてもiGBTが故障するでしょう。
鉛蓄電池の直結は諦めなければなりせん。
残念。


ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

6Vバッテリィ駆動用改造第二段。

昇圧回路用のトランジスタ、2SA2142をTTA1452Bに変更しました。
2SA2142は二つパラで使用していましたが、TTA1452Bは一つで駆動します。

理由は、
(1)コレクタの最大電流
2SA2142はIc -0.5A、Icp -1Aで、パラであってもmax2Aですが、正規の単三駆動の時でも9A以上流れています。
TTA1452BはIc -12A、Icp -15Aです。

※正規の単三といっても、ニッケル水素であって、このストロボが開発された当時はアルカリが一般的で
当時の電池では2A程度しか流れなかったのかもしれません??
だったら、チャージ時間は10秒以上かかりそうなきがするのですが。
実際の所はわかりません。2SA2142がガンバッていただけかもしれません。

(2)実装のし易さ
2SA2142は二つを放熱板に取り付けることになりますがネジ止めできないのと、
パラに結線しなければならない。
TTA1425Bにすると、ネジ止め可能なのと一個で済む為です。


部品


取り替えることになる、放熱フィン、TTA1452B、ファンです。
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)



組み立てたるとこんな風になります。
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)



ストロボケース背面の電池ボックスに格納したところ
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)


■前回からの改善点
(1)安全面
前回は、放熱フィンから空気を吸い上げて外部へ排出する方式でした。
理由は、ファンの回転部が外部に露出するため、少しでも人に触れにくい方向にしました。

今回は、写真のようにストロボの軸方向に取り付け、回転部に触れないようにしました。

(2)空気の流れを考慮
しかし、一番の狙いはボディー側にファンを寄せて内部の空気を排出しながらトランジスタも冷却する事です。
トランジスタ以外にも、トランスと整流用のダイオードも発熱するので。

結果的には、温度の測定も波形の観測もしやすくなりました。


裏側
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)
流れる電流の割りに、電池からの電線が細いように思われたので外部電源(バッテリ)から直接、基板に供給する方式にしました。
電源コードは直生えです。



ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)
完成。


トランジスタの動作状態の確認


交換したトランジスタの動作状況を観測して、定格内か確認しました。

TTA1452BのCE間電圧波形
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

TTA1452Bのコレクタ・エミッタ間電圧の絶対最大定格はVceo -80V。
波形では-20V程度なのでOK。


チャージ時の電流波形
ストロボの鉛蓄電池駆動2(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)
電源側の電流(ほぼ、トランジスタのコレクタ電流)
電源供給側で測定しています。電流測定用の抵抗は27.56mΩ。

TTA1452Bのコレクタ電流の絶対最大定格はIc-12A、Icp-15A。
波形から、ピークは-15.2Aなので、ギリギリOKか?



※改造は自己責任でお願いします。

テーマ : カメラ機材
ジャンル : 写真

ストロボの鉛蓄電池駆動(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

ストロボ(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)を6Vバッテリィ駆動出来るようにしました。

■動機
(1)チャージ時間を安定して短くしたい。
(2)電池の交換頻度を少なくしたい。

■背景
このストロボをニッケル水素電池(エネループ、ダイソーやセリアの物)で使用すると、
チャージ時間は3~4秒程度と早いのですが当然、電池消耗と共に遅くなってきます。

電池切れの心配や交換の手間が面倒でかつ、撮影の流れが変わってしまう。(←一端のカメラマン風意見...お見逃しを)

5V 4AのACアダプタを使用していましたが、チャージに10秒以上掛かります。
このストロボはニッケル水素電池を使っているとチャージ時に9A以上の電流が流れます。
4AのACアダプタでは保護回路が働くので、電流制限抵抗(0.5オーム)を入れて使用しています。
おそらく、電流制限抵抗と電圧が5Vとやや低めなのが原因でチャージ時間が長くなっていると思われます。

そこで、バッテリィー案が浮上しました。

■改造概要
(1)高圧変換用のパワートランジスタに放熱フィンを取り付け、ファンで強制空冷化しました。
(2)バッテリィは6V9AHの物を使用し、フローディング充電としました。(今回、これには触れず)

■運用実績
ただいま、生まれたてでなし。
実運用で故障するかも知れません。
故障したらまたチャレンジネタが出来るので、成功しても失敗してもよし。
しがって、本記事に基づく改造については責任は持てませんので宜しくお願いします。


結果は以下の通りです。
ストロボの鉛蓄電池駆動(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

一つのバッテリィーで複数台駆動する為にACコンセントとプラグを利用しています。
延長も簡単に出来るので。

トランジスタと放熱


正規の電池駆動でもチャージ時には9A以上流れているので、熱で破壊されるのが心配で分解してみました。

ストロボの鉛蓄電池駆動(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

T-8Cと書かれたトランスの右側の二つのトランジスタが昇圧用のトランジスタです。
9Aも流れるのでもっと大きいと思っていました。

2SA1242です。並列に接続して使用されています。

連続発光の時、放射温度計で測ると60度まで上昇しました。
それ以上上昇しそうなので途中で止めました。

なのに、放熱の対策はされていなし、二つが近接されて配置されて放熱には条件が悪そうです。
これでも、壊れないで動作するのですね。
心配性なのと電源の電圧が単三駆動より高く、連続発光もしたいので放熱対策をする事にしました。


※温度監視
二つのパワートランジスタの左右にある、二つの小さなトランジスタ(?)。
回路を解析していないので判りませんが、この配置の具合からパワートランジスタの温度を監視し
動作の制限を掛けているかもしれません。
もし、そうだとすれば今回の改造で、この安全回路は効かなくなります。


ストロボの鉛蓄電池駆動(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

基板からトランジスタを取り外す。

肝心の途中経過は撮り忘れで写真がありません。

この二つのトランジスタを放熱フィンに取り付けて、ファンによる強制空冷としました。
格納した場所は、ご覧の通り電池ボックスです。

チャージ時間は約2秒となりました。
この対策で、連続発光時の温度は40度程度に落ち着きました。
放熱ファンだけの自然空冷では殆ど効果がありませんでした。

ストロボの鉛蓄電池駆動(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)

実運用していないので、問題点はこれから出てくるかもしれません。
いや、きっと出てくるでしょう。


※追記 2014/10/28
やはり問題が出てきました。「コンデンサーパンクの予感と意外(nissin Auto 3200 AF iGBT Control)」です。

テーマ : カメラ機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)(完成)

■前回の記事
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その5(回路)


プリント基板


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)

プリント基板はアイロン転写で行っています。
具体的な方法は「プリント基板 アイロン」で検索してください。すばらしい記事が多くあります。

アイロン転写で試行錯誤の結果、現在行っている方法


■レーザプリンタは、Canon LBP3000

■転写用の用紙は、Canon HR-101
用紙については、皆さん色々試されているようです。
用紙の選択には次の事がポイントとなると思っています。

1.プリンタでのトナー定着時の熱に耐えること
2.トナーの乗りがよいこと
3.プリント基板への転写時に圧力をかけるので、変形しないこと
4.プリント基板へトナーが全て転写される事

試した紙は、普通のコピー用紙、チラシ、水に溶ける紙、OHP、OHP+PVA(糊)、写真用光沢紙等です。

コピー用紙は微細なパターンも崩れずに印刷され、転写時も型崩れしませんが、
トナーが完全に転写されない。紙の繊維がプリント基板に転写されたトナーに食い込み、その繊維でエッチングできない所が発生する。繊維を無理やりとるとトナーが剥がれる。

水に溶ける紙は、紙表面がザラついていて、微細なパターンには向いていない。
溶けるとは、「紙の繊維がバラバラになる」の意味で繊維は溶けない。かつ繊維は長いので、コピー用紙以上にエッチングの邪魔になる。

OHPやOHP+PVAは表面が硬いため、プリント基板への転写時の圧力でトナーのパターン形状が変形する。
微細パターンに向かない。
写真用光沢紙も同様の傾向です。

現在使用している Canon HR-101 はプリント基板への転写時に表面のコーティング剤も熱で溶けてトナーと一緒に転写されていると思われる。
その為、トナーが全てプリント基板側に転写される。
また、コーティング剤はトナーよりもろい為に剥がす事が出来る。


と、各用紙の大まかな特徴は所はこんな所です。
しかし、HR-101で完璧な結果が得られるかというと、そんなことはありません。
銅箔の表面が侵食されたりします。


アイロン


アイロンは家庭用のアイロンです。温度はダイヤルの中。
アイロンの表面の温度を測定していろいろ試しましたが、約160℃がいい結果をもたらしました。微妙ではないのでダイヤルの「中」で十分です。

転写圧力は、腕の力で押さえつける程度がよく、体重を掛けるとパターンが押しつぶされて変形します。

基板


転写される基板の銅箔の表面状態は重要なようです。

油分を落とすのにお金を掛けられないので、台所の中性洗剤とスチールウールでよく磨き、時には超音波洗浄機で洗っています。
表面の粗さについては、ある方がいいのか、ツルツルの方が良いのかはよく判らない状態です。


エッチング液


今回のエッチング液は、6年程前から何度も再利用している液でエッチングしています。もう、10回以上は使っていると思います。

工程が面倒なので、液をガラスやタッパーなどに入れ、電子レンジで暖めた後使用します。
温度保持の為、液は多目にしておきます。どうせ、捨てないで使いまわすので。


基板出来上がり


と、いろいろ書きましたが出来たのはこんな程度です。よく出来た方ですが、不満はまだまだ一杯のエッチング状態です。

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)

配線の線幅に大小あるのはエッチングの侵食を確認するために故意にしています。


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)

上の写真の櫛状の部分はタイマーIC用です。足のピッチは1.27mmです。
これ位の大きさであれば実用上問題なく出来ます。


組み立てと完成


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その6(製作)

今回で終了です。

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その5(回路)

■前回の記事
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その5(回路)


発行量と抵抗値の計算


下の写真の緑色の波形は本機ストロボのフル発光時の光り強さを表しています。
発光は短時間でピークに達し、徐徐に減衰しています。
一定の明るさで(すなわち水平)であれば、露光量の設定は単純に時間比、すなわち抵抗比ですが単純にはいかないようです。
そこで、緑の波形を積分回路(簡易)で積分し露光量相当に変換したものが、黄色の波形です。

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その5(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)のフル発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は発光量を積分したもの。

この黄色の波形の右端がフル発光時の総光量で、その半分の値の時間が光量半分、電圧1/3に対する時間が光量1/3という風に各時間を計測し、回路図 DIPSW の各スイッチの抵抗値を決めました。
ただ、市販されている一般的な抵抗値で近いものに置き換えています。


外部オートスロボ


この積分値の任意の電圧で停止信号を発生させれば外部オートスロボとなります。
機会があればやってみるかも。
G12などのアクセサリシューのあるものや、Canon PowerShot SX260 HSのようにマニュアル発光出来るコンデジをブラケットに付けてみるのも面白いかもしれません。



これで、回路部分は終わり、次回に続きます。

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)

■前回の記事
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)

発行量(発光時間)


発行量、すなわち発光時間の制御はいわゆるタイマーIC555の単安定マルチバイブレータで行っています。
時間の設定はC固定、R可変で行います。

■Rの可変方法
8回路のDIPSWを使用し、SW-OFF(開放)で抵抗が有効になり、SW-ON(短絡)で抵抗が無効になるようにしたものを8個分直列にしています。

ピッチは発光量で約1.5倍ピッチになるように抵抗値を決めています。
抵抗値の決め方は別途記事にする予定です。

タイマーIC555のTRIG信号


555のトリガーはエッジトリガーでなく、レベルトリガーなので負のパルスを与えるようにしています。(前回記事)

マスター発光の検出はフォトダイオードのみで増幅はしていませんので、信号レベルが低いため555のトリガー(TRIG)にバイアスを加え、見かけ上の閾値を下げています。(前回記事)

555ICのTRIG端子の閾値は0.33VCCで約1.6V。R2,R3によるバイアスは0.4VCCで約2Vとしています。
したがって、トリガーは0.4V以上の負の振幅があれば良い事になります。

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)のフル発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は回路図中央のIC1 TRIGピンでの波形。約2Vの負のパルスです

ストロボへの信号


タイマーIC555の出力(IC1の3ピンOUT信号)がストロボの発光期間を定めます。通常時はLowで発光期間Hiとなります。

■ストロボのトリガー端子への信号
ストロボのトリガー端子(HP1 triger)へは、TR2がカメラの接点代わりにメーク信号を送ります。
カメラの接点は単なる接点と等価でプルアップ等はありません。ストロボ側でプルアップしています。
しがって、TR2はオープンコレクタとしています。
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)の発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は回路図右端のストロボの発光指示信号(HP1 triger端子)の波形です。発光前の電圧が10Vになってるのはストロボからの供給です。


■ストロボの発光停止端子への信号
ストロボの発光停止信号は、Hi信号で停止指示となります。
この為、通常時および発光期間はLowを維持させるため、TR3のベースにR8で電流を加え、発光終了時のIC1のOUT信号の立下りをC2 1μF で負のパルスとしTR3をOFFさせ、Hi信号をストロボの停止信号(HP2 stop端子)としています。
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)の発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は回路図右端のストロボの発光停止信号(HP2 stop端子)の波形です。

停止信号を受け、発光が停止している様子が判ります。


発光停止信号と発光の様子


下記の写真は回路図のDIPSWの抵抗値を変えて発光時間を変えた時の写真群です。


1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)の発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は回路図右端のストロボの発光停止信号(HP2 stop端子)の波形です。

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その4(回路)



今回はここまで、次回に続きます。



テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)

■前回の記事
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)


概要


■マスタ発光の検出部
1.フォトダイオードでマスターの発光を受信する
2.定常光部分はCRの微分回路でカットする
■カメラのアクセサリーシュー(または接点)に直接接続出来る様にする
1.小型化の為、CRによる簡易な回路とする
■発光量制御(発光時間)
1.タイマーIC555による、単安定マルチバイブレータとする
2.発光時間の切り替えは、DIPSWで抵抗値を切り替える事により行う
■出力部(ストロボとのインターフェース部)
1.ストロボ発光のトリガー信号はオープンコレクタのトランジスタで供給する
2.ストロボ発光停止信号は極性反転の為のプルアップ付トランジスタとし、通常はON状態でトリガー信号の立下りで停止信号をストロボに送出する

回路図


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)

フォトダイオード(S9648)カソードでの波形


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)の発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.黄色(CH2)の波形は回路図左下のフォトダイオードS9648のカソード部の波形

CH1では、発光時の雑音が被さり見難いですが、少し小さい山があり、その後大きな山があります。
小さい山がマスターの発光(Canon G12のマニュアルでの発光)で、大きい山は本機 3200AF の発光です。

CH2の最初のディップは、G12の発光で、第二のディップは 3200AF のスレーブ発光によるものです。

コイルL1 1mHのR1接続部の波形


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その3(回路)
1.緑色(CH1)の波形がマスター発光とそれに続くスレーブ(本機)の発光の様子(別のフォトダイオードで拾ったもの)
2.緑色(CH2)の波形は、コイルL1 1mHのR1接続部の波形です

前述のフォトダイオードのカソード部の信号変化量はタイマーICM7555をトリガーするには小さ過ぎます。
そこで、L1を入れ高周波成分の多いディップ立下り時に対するインピーダンスを上げで振幅を大きくしています。

しかし、それでもタイマーICM7555のトリガーレベルに達しないため、ICM7555のトレガー端子にR2,R3によるバイアスを掛け、トリガーの閾値を見かけ上下げています。



アクセサリーシュー


アクセサリーシュー又はX接点への接続を可能にしています。
回路図のHP6(hot shoe)とHP7(hot shoe GND)です。
使用する時には、フォトダイオード(S9648)を目隠しして使用します。

これを設けた理由は、インターバル撮影などでの連続使用時に、カメラの内臓ストロボのオーバーヒート、外付けコマンダーの電池切れ等に対応する為です。

回路はR4によるプルアップとC3でのトリガーへの結合です。




今回はここまで、次回に続きます。

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)

■前回の記事
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)


信号線を探る


「カメラのアクセサリーシュー」 → 「カメラメーカー毎の制御部分」 → 「本機」となるので、
その接続部分(下記写真)をまずは分解してみる。
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)


分解した所
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)


信号線部分の拡大
nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その2(信号)


■電源
10V 100uFの電解コンデンサが入っているので、この部分が電源と思われる。
テスタで測定すると約5Vで、本体の電源に連動している。

黒線とシールド線を一緒にハンダしてある端子が信号及び電源のGND。
青線端子が電源+5V端子。本体から供給されている。

■ストロボトリガー信号(発光開始)
TTLに対応していないカメラでも当然動作するはずで且つ単純なインターフェースと思われるので、
GND端子を基準に、残りの端子の電圧を測ってみる。

上写真、右下の薄いピンク線が+10V。黄色、赤色の線は共に電圧なし。

カメラのストロボ接点はメーク接点の為、ストロボ側は通常電圧が掛かっている。
したがってピンク線がトリガー信号端子と見込む。
そこで、1Kの抵抗を介してGNDに接続すると発光した。
トリガー信号端子と判定。

■発光停止
TTLオートストロボの詳しい制御方法は知らないのでネットで調べるも見つける事が出来なかった。
仕方なく推察する。(この推察は誤っていて、偶然にもそれなりの結果をもたらしたのかもしれない)

1.トリガー端子のメーク幅で発光時間を制御すると、大昔の接点タイプのカメラではチャッターによる複数回発光(マルチ発光)になる可能性がある。この為、おそらくエッジ信号と思われる。
2.当時のEOS 650やEOS 1000QDのアクセサリーシューも今と同様に複数の接点で構成されるいる。
3.TTL非対応のシューでは増設した端子はGNDと短絡する可能性がある。その為、もし発光停止信号を設けるとすると正論理の可能性が高い。
4.発光停止信号はエッジかレベルか判らない。その場合、一定のレベル幅を保障するのが無難。

上記の考察から、トリガー信号(負論理)発行後、一定時間で停止信号(正論理)の信号発生するテスト回路を作り、残る黄色と赤色の線に1Kの抵抗を介して停止信号として与えてみた。
停止信号は黄色と判明。

■もう一つの信号(赤色の線)
不明。今回は使用しなくても目的は達せられると思う。


今回はここまで、次回は上記の考えに基づいて回路を作ります。

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)

本記事はジャンク品として売られていたnissin 3200AFストロボをワイヤレス・シンクロ化し、同時に発光光量の可変化を行った時の記事です。


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)

発見と購入


何かいい物が出ていないかと、毎日通販サイトをチェックしているのですが、ある日「共立エレショップ」でジャンクストロボとして980円で上の写真のストロボが売られていました。

少し悩んだのですが、980円なので一台試しに購入してみました。

なんと、すばらしいストロボだった


なんとこのストロボ、TTLオートストロボ用(※1)だったのです。
ただ、発行量を制御する部分は付属していませんでした。説明書を見ると各カメラメーカ毎に付け替えるようです。

それで、上の写真のように接点むき出しの端子となっているのでしょう。その為、シンクロ接点への接続もアクセサリーシューへ接続もそのままでは出来ません。

しかし、すばらしいのは制御用の電源(+5V)も、発光トリガー信号用も発光停止用の信号も必要なものは全て端子部に引き出されていました。
さらに、外部電源も接続しやすい構造でした。
さらにさらに、ブラケットも付いているのでTTLではありませんが「外部オートスロボ化」も可能です。
さらにさらにさらに、一回のシャッターの間に複数回発光するマルチ発光ストロボも作成可能です。

なんと、スレイブ化に都合のよいストロボか!! 実験で制御可能と判った時点で、あと3台追加注文しました。

※1 : フイルム時代のカメラでのストロボ自動調光方式でシャッタ開と同時に発光させ、レンズを通った発光をフィルム面の反射で計測して適切な光量となった時点でストロボの発光を停止する方式です。現在のE-TTLのようにプリ発光で計測するものではありません。

■経緯は
購入後、付属の説明書(一枚の紙)を見ていると、発光時間が1/30,000~1/500secと書いてある。
さらに、本体に「IGBT」の文字がある。

と言う事は、このストロボは発光光量が比較的簡単に調整できるストロボだという事です。

説明書には対応カメラはEOS-1やEOS650などフィルム用のカメラでした。

改造結果


nissin Auto 3200 AF iGBT Control(ストロボ)のスレーブ化 その1(購入)

端子部のケース内にマスターの発光検出と発光光量調整の回路を入れました。
青いDIPスイッチ(8個のスイッチ)で光量を調整します。
ケースの右下の丸い透明の部品がマスターの発光を検出するフォトダイオードです。



今回はここまで、改造の過程は次回に続きます。(ブログネタ枯渇の為、引き伸ばし作戦です)

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

お知らせ
■注意:Google Chrome以外のブラウザでは動作しない事もあります。
お好みに応じて
画像だけの表示でいいよ
やっぱり全部表示して
背景は黒がいいな
背景を元に戻して
サブジャンル
メモリアルマップ
My Favorite Photo
検索フォーム
プロフィール

otsu.usiwakamaru

Author:otsu.usiwakamaru
五条の橋でひらりひらりと欄干を飛び渡る牛若丸のように、興の向くまま電子回路にプログラミングに写真にと飛び回っています。

プロフィール詳細

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
キーワード
クリックしたキーワードの記事のみ表示します。

電池 試み IXY デザイン  改造 3D ミッキー 

最新記事
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おすすめプログ(新着記事)
リンク


にほんブログ村
カテゴリ
ART (1)
橋 (0)
PIC (2)
カウンタ
訪問者数(UU)

アクセス数

現在の閲覧者数

tael no013用