Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)(備忘録)

Raspberry Pi Lazarusでindy10を使用して、SMTPでgmail送信をしようとした所、「Could not Load SSL Library」のエラーとなりました。
Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)

indyのバージョンは indy-10.2.0.3 です。

原因は、OpenSSLのライブラリーバージョンが「システム > Indy10」とバージョンサポート範囲外でした。
システム側の利用出来るバージョンは 1.0.0 で Inyd10が対応しているバージョンは 0.9.9~0.9.6 でした。

■対策
Indy10側で対象バージョンを無理やり、 1.0.0 もLoadLibray()の対象としました。
バージョン違いによる弊害は「幸運を期待する」です。

※なお、この対策をしても、Lazarusのデバッグモードでは「例外クラス'Extemal:SIGILL'」が発生します。実行ファイルを直接実行させると例外は発生しませんでした。よって、この件は将来の叡智に任せる事にしました。(使えればいいじゃん!)



環境


ハード:Raspberry Pi 3 Model B V1.2
pi@rp3a:~ $ uname -a
Linux rp3a 4.9.24-v7+ #993 SMP Wed Apr 26 18:01:23 BST 2017 armv7l GNU/Linux
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie)
Release: 8.0
Codename: jessie
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ openssl version
OpenSSL 1.0.1t  3 May 2016
pi@rp3a:~ $ 

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

Indy10 : indy-10.2.0.3.tar.gz



テストプログラム



メイン
unit u_app;

{$mode objfpc}{$H+}

interface

uses
  Classes, SysUtils, IdSMTP, IdSSLOpenSSL, FileUtil, Forms, Controls, Graphics,
  Dialogs, StdCtrls,
  IdMessage;

type

  { TForm1 }

  TForm1 = class(TForm)
    Button1: TButton;
    IdSMTP1: TIdSMTP;
    IdSSLIOHandlerSocketOpenSSL1: TIdSSLIOHandlerSocketOpenSSL;
    Memo1: TMemo;
    procedure Button1Click(Sender: TObject);
  private

  public

  end;

var
  Form1: TForm1;

implementation

{$R *.lfm}

{ TForm1 }

procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
var
  idmessage: tidmessage;
begin
  memo1.Lines.add('send start.');

  idmessage := tidmessage.Create(nil);
  idmessage.attachmentencoding := 'MIME';
  idmessage.charset := 'UTF-8';
  idmessage.ContentTransferEncoding := 'BASE64';
  idmessage.contenttype := 'text/plain; charset=UTF-8';  //←ここがポイント

  idmessage.from.address := 'ffffff@gmail.com';
  idmessage.recipients.emailaddresses := 'rrrrrr@gmail.com';

  idmessage.subject := 'test ' + formatdatetime('yyyy/mm/dd hh:mm:ss', now);
  idmessage.body.Text := 'test body.' + #$0d#$0a + '日本語' + #$0d#$0a +
    formatdatetime('yyyy/mm/dd hh:mm:ss', now);

  idsmtp1.connect();
  try
    idsmtp1.send(idmessage);
  finally
    idsmtp1.disconnect;
    idmessage.Free;
  end;

  memo1.Lines.add('send end.');
end;

end.


TIdSMTPとTIdSSLIOHandlerSocketOpenSSL
  object IdSMTP1: TIdSMTP
    IOHandler = IdSSLIOHandlerSocketOpenSSL1
    Host = 'smtp.gmail.com'
    Password = 'xxxxx'
    Port = 465
    SASLMechanisms = <>
    UseTLS = utUseImplicitTLS
    Username = 'xxxxxx@gmail.com'
    Left = 96
    Top = 40
  end

  object IdSSLIOHandlerSocketOpenSSL1: TIdSSLIOHandlerSocketOpenSSL
    Destination = 'smtp.gmail.com:465'
    Host = 'smtp.gmail.com'
    MaxLineAction = maException
    Port = 465
    DefaultPort = 0
    SSLOptions.Method = sslvSSLv23
    SSLOptions.Mode = sslmUnassigned
    SSLOptions.VerifyMode = []
    SSLOptions.VerifyDepth = 0
    Left = 120
    Top = 104
  end




経過


エラー発生時の経過を辿って行くと、下記の青枠の LoadLibrary() で複数のバージョンのロードを試みていますが、全て失敗しています。
Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)

上記の赤枠の ALibVersions[] をみてみると、

Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)

0.9.9~0.9.6 となっていました。
※先頭の「.」があるのとないのがありますが、これでよいのか不明です。

ldconfig -v で調べてみると

pi@rp3a:~ $ ldconfig -v

/usr/lib/arm-linux-gnueabihf:

   libssl.so.1.0.0 -> libssl.so.1.0.0

   libcrypto.so.1.0.0 -> libcrypto.so.1.0.0



.1.0.0 となっているので、

下記のように、 .1.0.0 を追加しました。

Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)


これで、 gmai 送信できましたが、冒頭の記述のようにLazarusのデバッグモードでは「例外クラス'Extemal:SIGILL'」が発生します。
実行ファイルを直接実行させると例外は発生しませんでした。



例外クラス'Extemal:SIGILL'を追う


これを追っていくと、

こんな箇所に遭遇しました。
Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)

{}のネスト不良がありました。
修正方法がわからないので、(* *)でコメント化し、万一この関数を呼ばれた時の為に、 raise を入れて置きました。
ただし、これを行っても結果はなんら変わりませんでした。

Indy10 Could not load SSL library 対応(Raspberry Pi)

※しかし、このような状態でコンパイルが通ったのかは判りません。これも「将来の叡智に任せる」ですね。



感想


色々探っているなかで、if xxx then begin xxx; exit; end; で exit; を通過しているにもかかわらず、exitしないで次の文に制御が移ります。
「コンパイラオプション」で「最適化なし」にすると、この現象は無くなりました。

色々、難問が残っていますがとりあえずこのまま使ってみます。



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Lazarus ソースエディタで入力ダブリ(Raspberry Pi)(備忘録)

Raspberry Pi 3上のLazarusにおいて、ソースエディタで半角英文字を入力すると、
1文字入力で2文字表示される。
ただし、この現象は「オブジェクトインスペクター」や「Leafpad」では発生しない。

暫定対策は 「Raspberry Pi設定」のローカライゼーションを「en(Englich)」にして、この現象を逃げる。

ダブリが発生する時


Lazarus ソースエディタで入力ダブリ(Raspberry Pi)



正常に入力できる時


Lazarus ソースエディタで入力ダブリ(Raspberry Pi)
※Lazarusの「IDEオプション」→「環境」→「一般」→「言語」は「日本語[ja]」に設定しても正しく動作する。



環境


ハード:Raspberry Pi 3 Model B V1.2
pi@rp3a:~ $ uname -a
Linux rp3a 4.9.24-v7+ #993 SMP Wed Apr 26 18:01:23 BST 2017 armv7l GNU/Linux
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie)
Release: 8.0
Codename: jessie
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ openssl version
OpenSSL 1.0.1t  3 May 2016
pi@rp3a:~ $ 

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)(備忘録)

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy-10.2.0.3 をインストールした時のメモです。

■不具合との遭遇
(1)indy10をLazarusに組み込む為に、コンパイルをするとエラーとなります。
(2)indyとは無関係に、ソースエディタで半角文字を一文字入力すと二文字表示されます。(電動タイプライター風にいうとダブリます)
(3)indy10が対応しているSSLのバージョが古い為にSMTP利用時にSSLが使用できない不具合があります。(ライブラリーロードエラー)

(1)の対策は本記事で対策しています。
(2)の対策は、Lazarusのソースを修正する必要があると思われますが、困難なので暫定的に環境で対応しました。(別記事)
(3)の対策は、幸運を期待した対策をしました。(別記事予定)


要点版


indy10のダウンロードはコチラから
indy-10.2.0.3.tar.gz をダウンロードする。

■解凍後フォルダ名変更
「fpc」フォルダ → 「indy_fpc」
「lazarus」フォルダ → 「indy_lazarus」

■フォルダをコピー(windows上で作業の場合)
「indy_fpc」 → 「/usr/local/fpc/source/packages」に
「indy_lazarus」 → 「/usr/local/share/lazarus/components」に

■パーミッション変更
0777に変更する。
「/usr/local/share/lazarus」
「/usr/local/fpc」

■パッケージ lpk ファイル指定
メニュー「パッケージ」 → 「パッケージファイルを開く」
/usr/local/share/lazarus/components/indy_lazarus/indylaz.lpk

■パッケージOptions指定
「コンパイラオプション→パス」 → 「Other unit files(-Fu)」欄の横の「...」をクリックする。
「/usr/local/fpc/source/packages/indy_fpc」を指定

■パッケージコンパイル
「パッケージダイアログ」の「コンパイル」クリック

■バグ修正
idMessageの831行目の if Encoding = meMIME then でErrorとなるので、
これを if self.Encoding = meMIME then と修正する。

■再度コンパイル

■パッケージのインストール
「パッケージ」ダイアログの「Use」→「インストール」をクリックしてインストール。



画像付版


環境


ハード:Raspberry Pi 3 Model B V1.2
pi@rp3a:~ $ uname -a
Linux rp3a 4.9.24-v7+ #993 SMP Wed Apr 26 18:01:23 BST 2017 armv7l GNU/Linux
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Raspbian
Description: Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie)
Release: 8.0
Codename: jessie
pi@rp3a:~ $ 

pi@rp3a:~ $ openssl version
OpenSSL 1.0.1t  3 May 2016
pi@rp3a:~ $ 

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)



準備


■indy10 ダウンロード

indy10のダウンロードはコチラから
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
indy-10.2.0.3.tar.gz をダウンロードする。

■indy10 解凍

windows上で解凍しました。
7-Zipでindy-10.2.0.3.tar.gzを解凍後、解凍されたindy-10.2.0.3.tarを更に解凍。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
解凍されたファイル

■フォルダ名変更(任意)

解凍されたファイルの2つのフォルダの名前を下記のように変更する。
(indyである事と用途が分かるように)(他とダブらなければ任意の名前でよい)

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

■解凍したファルダをRaspberry Piに転送
windows上で作業しているので、解凍した内2つのフォルダをlazarusに転送する。
転送はWinSCPでしました。ログインはrootで。

(1)indy_lazarusファルダ

下記のようにcomponentsフォルダに転送する。
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
転送結果

componentsのフォルダの位置は環境により変わるので注意。
components中の他のフォルダに「.lpk」が存在する事で確認しました。

(2)indy_fpcフォルダ

下記のようにpackagesフォルダに転送する。
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
転送結果



作業性向上の為に


Lazarusのインストール等はrootで行いましたが、indyインストールの作業やアプリの作成はpiでするので、
色々面倒な事を避ける為 lazarus と fcp のフォルダのパーミッションは何でも可にして置きました。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

下記のエラーは「スキップ」で対応。
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

/usr/local/fpcも同様に処置します。



パッケージのインストール



■Lazarusを起動し、 メニュー→パッケージ→パッケージファイルを開く をクリック。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

■indylaz.lpkを開く

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

パッケージダイアログが開いたところ
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

■Option指定

上記画面の「Options」をクリックする。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

「コンパイラオプション」ダイアログで「コンパイラオプション→パス」を選択し、
「Other unit files(-Fu)」欄の横の「...」をクリックする。

表示された「パスエディタ」ダイアログの「検索パス」グループの検索用フォルダマークボタンをクリックして、
先程、コピーした「indy_fpc」を指定する。
その後、「追加」ボタンをクリックして、一覧に追加する。
Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
追加後の画面

「OK」をクリックして戻る。

■パッケージをコンパイル

「コンパイル」ボタンをクリックしてコンパイルする。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

■バグ修正

idMessageの831行目の if Encoding = meMIME then でErrorとなるので、
これを if self.Encoding = meMIME then と修正する。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

赤枠が修正対象行。 水色枠は原因行でwithによる限定子省略の戻し忘れが原因と思われる。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)
修正後

■再度コンパイル

「コンパイル」ボタンをクリックしてコンパイルする。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

コンパイル成功

■パッケージのインストール

「パッケージ」ダイアログの「Use」→「インストール」をクリックしてインストール。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

Lazarus再構築の許可を与える。
「はい」ボタンをクリックする。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

パッケージのインストールが完了し、Lazarusが再起動される。

Raspberry Pi 3(Raspbian)に indy10 をインストール(Raspberry Pi)

indy登録完了。


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五条の橋でひらりひらりと欄干を飛び渡る牛若丸のように、興の向くまま電子回路にプログラミングに写真にと飛び回っています。

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